「パソコンの起動が遅いな…」と感じることはありませんか？
パソコンの電源を入れたらすぐ使える状態になってほしいのに、操作が出来るようになるまでなぜか時間がかかるようになってしまった・・。そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。
実はその原因、**あなた自身が知らず知らずのうちに設定している“NG設定”**かもしれません。もしそうであれば、ちょっとした設定の見直しだけで解消できる可能性が高いのです。
本記事では、PCの起動を遅くしてしまうありがちな設定ミスと、それを改善するための具体的な対処法をわかりやすく解説します。Windows 11ユーザーはもちろん、Windows 10でも応用できる内容なので、ぜひ最後までチェックしてみてください！
スタートアップアプリとは？
スタートアップアプリとは、PCの電源を入れてWindowsが起動したときに、自動的に立ち上がるアプリケーションのことです。たとえば、以下のようなアプリが該当します。
これらは便利な反面、起動時にPCのリソース（CPUやメモリ）を消費するため、数が多いと起動が遅くなる原因になります。
どのアプリを無効にすべき？判断のポイント
「起動が遅くなるならすべてのスタートアップアプリを無効にすればいい」というわけではありません。
以下のポイントを参考に、ご自身のPC利用環境において「スタートアップアプリが必要かどうか」で判断してみましょう。
上記に例のない「判断のつかないアプリ」は、一度無効にして様子を見るのも一つの方法です。
必要なら後から有効に戻せます。
Windows 11でスタートアップアプリを無効にする手順
- STEP1スタートメニューを開く
- STEP2「Windows設定」→「アプリ」→「スタートアップ」を選択
- STEP3一覧から不要なアプリのスイッチを「オフ」に切り替える
緑枠のように各アプリの横に「スタートアップへの影響（大・小・なし）」が表示されるので、判断の参考しましょう。「高」は影響度が高いので出来るだけオフに！
なぜパソコンの起動が遅くなるのか？
パソコンの起動が遅くなる原因はさまざまですが、実はその多くが**ユーザー自身の設定ミスや放置によるもの**です。ちょっとした設定の見直しだけで解消できる可能性が高いのです。
特に見落とされがちなのが「スタートアップアプリ」の存在。
ここでは、PCの起動を遅くしてしまう原因と、その中でも特に影響の大きいスタートアップアプリについて詳しく見ていきましょう。
よくある誤解と実際の原因
「パソコンの起動が遅いのは、もう古いから仕方ない」と思っていませんか？実際にパソコンの経年劣化により起動が遅くなるケースも見られますが、実は、スタートアップアプリの設定を見直すだけで、起動時間が大幅に短縮できることもあるんですよ。
多くの人が見落としがちなのが、「アプリをインストールしたまま、スタートアップに登録されている状態」。
これにより、PCを起動するたびに複数のアプリが自動で立ち上がり、CPUやメモリに大きな負荷がかかってしまうのです。
ハードウェアではなく“設定”が原因のことも多い
PCの性能が十分でも、スタートアップアプリが多すぎたり、影響度の高いアプリを設定していると起動が遅くなるのはよくある話です。特に以下のようなアプリが自動起動していると、起動時間が長くなる傾向があります。
- クラウドストレージ（例：OneDrive、Dropbox）
- チャット・通話アプリ（例：Skype、Teams、Zoom）
- セキュリティソフトやユーティリティ系アプリ
- ゲームランチャー（例：Steam、Epic Games Launcher）
これらは便利な一方で、常に使うわけではないアプリが起動時に立ち上がることで、PCの立ち上がりを遅くしてしまいます。
それでも遅い？経年劣化の可能性もチェック！
スタートアップアプリを見直しても「まだ起動が遅い…」と感じる場合は、PC自体の経年劣化も視野に入れてみましょう。特に以下のようなケースでは、ハードウェアの影響が考えられます。
・HDDを使っている古いPC：ディスクの読み書き速度が低下している可能性があります。
・メモリ容量が4GB以下：最近のWindowsではメモリ不足が起動遅延の原因になりやすいです。
・ファンの音が大きい・熱を持つ：冷却性能の低下により、CPUの動作が制限されているかもしれません。
こうした場合は、SSDへの換装やメモリの増設、内部の清掃など、ハードウェア面での対策も検討してみてください。設定の見直しとあわせて行うことで、より快適なPC環境が手に入ります。
まとめ｜スタートアップアプリの見直しで、PCの起動はもっと速くなる！
パソコンの起動が遅いと感じたとき、必ずしも買い替えが必要とは限りません。
今回ご紹介したように、スタートアップアプリの設定を見直すだけで、起動時間を大幅に短縮できる可能性があります。
- 起動が遅くなる原因の多くは、スタートアップアプリの過剰な自動起動
- クラウドストレージやチャットアプリ、ゲームランチャーなどは、必要なときだけ手動で起動すればOK
- Windows設定画面から簡単にスタートアップアプリを無効化できる
- 「使っていないけど起動しているアプリ」＝見直しのチャンス！
スタートアップアプリの整理は、誰でもすぐにできるPC高速化の第一歩です。
ぜひこの記事を参考に、あなたのPCもスムーズな起動を取り戻してみてください！
